推しの偉大さ

こんなことを書くつもりはなかったのだが、本当に精神がやられてしまって金輪際関わりたくないとまで思うようになってしまったので、書くことにした。



事の発端は先週の月曜日。

大学のゼミ活動の中で、
「グループ別に企画を考え、最も優れている案を実際に採用してこれから1年の活動の軸にしよう」
という経緯で企画のプレゼンテーションを行なった。
しかし先生からはダメ出しの嵐。
「全グループ話にならない。1週間後の授業までに考え直してこい」
という流れになったのだ。

ここまでは何も悪くない。
私たちの考える案がクソだったのは一目瞭然であったし、去年もこのような展開は幾度かあったため慣れていた。まあ一週間もあれば班員全員で協力すれば考え直せるだろうと思っていた。

甘かった。

私の班のメンバーは誰一人として動こうとしなかった。

木曜日の時点で誰もいつ話し合う?この案どうかな?等の発言がなかった。
他の班は当たり前であるが既に動き出していた。
さすがにまずいのでは?と感じた私は
「案を何個か考えてみたので、よかったら使ってください!」
と案をまとめたファイルとともにメッセージをグループLINEに送った。
私が超やる気ある奴みたいに映って心底嫌だったが、鬼のような厳しさの先生に怒られないためには嫌でも早くから動くしかなかったので仕方なくやっただけである。

全員既読スルー。

正直この時点でかなりイライラしていた。
皆忙しいのかもしれないが私だって忙しい。なんなら私は資格の授業も取っているためこのメンバーの中で一番授業数が多い。バイトだって人手不足で毎日のように駆り出されている。教習所にも通っているし、来週には別の資格の試験も控えている。一番忙しいのは私では?
こんなに忙しい私が時間を削って案を考えたのに?既読スルー?
言ってはいけない言葉が一つぽつりと頭に浮かんだ。

金曜日の夜、ようやく一人から返事が来た。
「①の案がいいんじゃない?」
殺されたいんか?
一日以上考える時間があったはずなのにたったそれだけ。考える気がないらしい。
もう一人からも連絡がきたがただダメ出しするのみ。先生気取り?ダメだと感じたら改善案まで提示するのが普通じゃないか?思いつかないなら「どう変えればいいかは思いつかなかった」のたった一言添えるだけでも違うと思う。
残りのメンバー(全員後輩)は安定に既読スルー。

ようやく気付いた。
私はなめられている。

こんな馬鹿をまともに相手して議論を進め、結果先生に私が怒られてしまったら意味が分からないので仕方なく自分一人で進めることにした。
①の案という意見をガン無視し、圧倒的にデメリットが少ないと考えられる②案を採用した。こんな奴らに資料作りを任せても時間の無駄なので自分で作ることにした。
もう既に土曜日の夜だった。
土曜夜のしんどすぎる飲食店バイト終わりに一言「私が資料作ります」とだけグループLINEに送った。既読スルーだった。

日曜日の昼もバイトで結局バイト終わりに資料を徹夜で作るしかなかった。
あの後「市場調査行ける人いますか?」と聞いたが、皆バイトや既読スルーで話にならなかった。
バイト前にわざわざ隣町へ出かけ、市場調査を行なった。私一人で。
そのままの足でバイトへ行き、きっちり働き、退勤。
幸い18時上がりだったのでそそくさと帰り家で夕食や風呂を済ませ、マイファミリーを見てから資料制作を始めた。
さすがに集中力が持たなくて、休憩をはさみながら深夜2時すぎまでひたすらパソコンと向き合った。
完成しなかった。
仕方なくゼミ前の空きコマで完成させることにした。
一応途中経過を報告し、3時に就寝。
明日(最早当日)は1限から授業があるため6時起きだった。
心身共に限界だった。

翌朝。プレゼン当日の朝。
予定通り6時に起床後すぐに支度をし大学へ向かう電車に乗った。
一応LINEを確認すると、メッセージが数件。
「このターゲットだと弱くない?先週と同じ指摘されると思う(笑)」
本当に死んでほしいと思った。
既に堪忍袋の緒は切れており、気づけばLINEに長文で煽り文句を書き込み送信する寸前までいっていた。
なんとか踏みとどまり、超優しい天使ちゃんとして「そうかもね!指摘ありがとう」と打ち直し送信した。私って本当に優しいですよね。

結局1限の授業を受けた後友達(ゼミは違う)に見守られながら資料をなんとか完成させた。13時。
完成しました、とファイルを添付してグループLINEに送信。
安定の既読スルー。
その後個人チャットで代表ヅラしてる男子から
「発表頼んでもいい?」
とLINEが来て、了解ですと送信。
私がプレゼンし、先生から多少の指摘はあるものの先週のボロクソ発表よりも数万倍マシな形でプレゼンを終えた。



私は基本的に人に対して怒りたくない。
怒る時間があるならその時間で自分の好きなことをしたほうが有意義だと考えるタイプなので、他人を怒る時間は非常に無駄だと思っているし、人に対して無駄なエネルギーを使いたくない。
あと性格上なのか生まれつきなのかは分からないが感情が爆発すると涙が溢れてしまうタチなので、なるべく感情を大きく外に出したくない。
そのはずだったのだが、さすがに限界だった。

何よりも「僕らも参加してます」ヅラされたことに一番腹が立った。
でもこういう人達に指摘したところで聞く耳は持たれないし、なんなら「コイツ謎にキレてんだけど(笑)」と言われて私が損をするだけだと思うので何もしなかった。
てか度々出てきた(笑)って何?煽り?何笑って人ごとにしてんの?

母に相談したら「あんたは優しすぎるんだよ」と怒られた。なんか怒られました…。

こういうことって社会人になってからも多々あるんだろうな。

ストレスがピークを迎えた私はゼミ終了後急遽無限大ホールへ駆け込み、久しぶりにワラムゲを楽しんだ。
たまたま空気階段ゲスト回だったため本当に救われた。全てのストレスが吹き飛んでいた。
ワラムゲ終了後、渋谷の街を歩いていると今までのこと全てがバカバカしくなり、またお笑いを見るために日々頑張ろうと素直に思えた。
推しってすごい!!!!!

この文章は愚痴と見せかけて推しの偉大さを伝えたいだけがためのものでした。

一人日曜の深夜にプレゼン資料作りに勤しんでいた時に休憩がてら見ていた動画。
才能と努力の溢れる感動の物語。パパ♡ププ編です。

youtu.beyoutu.be